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高校生の就職内定率(平成1年12月末現在) [社会]

2010(平成22)年2月26日(金)

 今春卒業予定の高校生の就職内定率の調査結果の報道があった。(25日朝刊)



◎概要
・昨年12月末時点の就職内定率 74.8%(対前年同期比△7.5ポイント)
・都道府県別
1 富山   91.0%
2 福井   88.7%
3 岐阜   87.2%
4 石川   87.1%
  :
44 神奈川 67.6%
45 宮城  62.9%
46 北海道 56.2%
47 沖縄 46.0%
・地元産業・企業の雇用の状況が鍵

  この記事の調査「平成22年3月高等学校卒業予定者の就職内定状況(平成21年12月末現在)に関する調査」(平成22年2月23日)の詳細については,文部科学省のページから見ることができる。(ココから
 この調査の対象は,国立、公立、私立の高等学校(全日制・定時制)で,調査項目は,学科別(国立、公立、私立の別)の就職内定状況及び都道府県別(県内・県外別)の就職内定状況となっている。

 宮城県は,下から3番目となっており,その要因を追いかけた記事が,産経ニュースにアップしていました。

 【フォーカス】高卒就職 宮城苦戦なぜ 商業科に異変、強い地元志向“裏目”に(2010.1.27 02:15)
 景気低迷を背景に、新卒者の就職難が深刻化している。このうち、就職を希望する高校卒業予定者の内定率は全国的に低水準だが、とりわけ宮城県では「前年同期との落差はバブル期以降では最悪」(宮城労働局)の状況。本当に景気低迷だけが原因なのか。教育現場からは、ほかにもさまざまな要因を指摘する声が挙がっている。(高山豊司)


 この記事によると,以下の4点を指摘している。
  1  地元(宮城県,仙台市)志向が高い。
  2  宮城県,仙台市には他県からも集まる。
  3  学校内の就職ルール(優秀な生徒から順に送り出す)
  4  教育カリキュラムと企業ニーズのミスマッチ

 つまり,企業ニーズとのミスマッチがある中で,宮城の高校生は,学校内,県内高校及び県外高校の高校生の就職希望者との,いわば3重の闘いをしているということになる。
 また,学校を卒業して就職し社会にでる時は,そのころの経済情勢に影響されることが多い。たまたま,景気状況が上向きあるいは最盛期であれば,容易に就職内定となるが,残念ながら優秀な学生さんであっても,企業の採用数・採用姿勢が希望どおりでない場合もある。今年に関しては,昨年に卒業・就職した者,今年卒業・就職しようとする者とでは,就職活動に関して大きな隔たりがあると思う。
 しかし,この経験が将来,何らかの形で結実すると思うし,逆にしっぺ返しもある。

 今春卒業する彼らの就職先が早期に決まり,夢の実現に向けて,希望ある生活を送れることを祈念する。




タグ:内定
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